『ドールハウス』で話題の「呪禁師(じゅごんし)」とは?|実在した役職と映画での設定を解説
こんにちは。
恐怖映画探検隊へようこそ。としひろです。
2025年7月15日、
映画 ドールハウス が
観客動員数100万人突破 というニュースが入りました。
いやー、本当におめでたいですね!
作品のクオリティの高さもあって、今もなお盛り上がりが止まらない印象です。
そんな中、今回あらためて注目したいのが、
作中に登場する 非常にミステリアスな人物。
そう――
「呪禁師(じゅごんし)」の神田さん です。
あやちゃんと激闘を繰り広げた、あの渋い男。
そもそも
「呪禁師(じゅごんし)」って何?
初めて聞いた、という人も多いのではないでしょうか。
陰陽師みたいだけど、陰陽師ではない。
今回はこの 呪禁師という存在 について、
歴史と映画での設定を整理して解説していきます。
まず「呪禁師(じゅごんし)」とは何者なのか?
呪禁師は、
奈良時代から平安時代初期にかけて実在した役職 です。
読み方は「じゅごんし」。
道教や陰陽道の影響を受けた呪術者で、
主な役割は以下のようなものでした。
- 邪気や鬼を祓う
- 病気の原因と考えられていた霊的要因を取り除く
- 災いを未然に防ぐ祈祷
こう聞くと、
ちょっと お医者さんっぽい 印象もありますよね。
実際、当時は原因不明の病気や高熱は
「邪気」や「悪霊」の仕業だと本気で信じられていました。
呪禁師=医療? 実はかなり理にかなっている話
昔の文献には、
天皇や貴族が高熱にうなされ、水風呂に入れたところ
水が一瞬で沸騰した
→ 悪霊の仕業だ!
……みたいな話も残っています。
現代の医学知識がない時代ですから、
「霊を祓う=病を治す」という発想は
むしろ自然だったんですよね。
史料としては、
『続日本紀(しょくにほんぎ)』 に
呪禁師の記述が残っています。
例えば、
- 天平9年(737年)
- 聖武天皇の病を呪術で祈祷した記録
聖武天皇といえば、
奈良・東大寺の大仏を建立したことで有名な人物。
つまり呪禁師は、
天皇や貴族を守る、かなり重要なポジション だったわけです。
なぜ呪禁師は歴史から消えたのか?
平安時代以降、
この制度は徐々に廃止されていきます。
理由としては、
- 陰陽師の役割に吸収された
- 仏教思想の影響が強まった
- 国家制度の変化
などが考えられています。
結果として、
呪禁師は歴史の表舞台から姿を消した わけですね。
時代の流れ、というやつです。
『ドールハウス』における呪禁師の設定
映画『ドールハウス』では、
この「消えた職業」が、
現代まで密かに受け継がれている
という フィクション設定 で描かれています。
これがまたロマンあるんですよね。
作中で呪禁師を演じるのは、
田中哲司さん演じる神田。
彼は
「最後の呪禁師」 として登場し、
人形供養を専門にしている人物です。
鈴木一家に起こる不気味な出来事を、
専門家として解決しようと奔走します。
「人形供養専門」は映画オリジナル設定
ここは大事なポイントですが、
- 歴史的な呪禁師が
人形供養に特化していた記録は ありません
この設定は、
映画オリジナル だそうです。
おそらく、
- 日本各地で行われている「人形感謝祭」
- 人形供養の文化
こういったものから
着想を得ているのかもしれませんね。
でも、違和感がないどころか、
めちゃくちゃハマっていました。
神田の登場で空気が一変する後半パート
神田の本格的な活躍は後半から。
ここで映画の空気が
ガラッと変わります。
- 緊張感が一気に高まる
- ホラーとしてのスリルが加速する
登場する道具も印象的でした。
- 呪詛返しの箱
- 特別なカメラ
どれも
「本当にありそう」なリアルさ があって、
めちゃくちゃインパクトがありました。
個人的には、
あやちゃんが最初に入っていた
呪詛返しの箱 が大好きです。
ロマンが溢れすぎてる。
「本当に実在しそう」な作り込み
公式サイトのプロダクションノートによると、
フィクションだが、実在するかのような緻密さで設計した
とのこと。
神田の所作も無駄がなく、
田中哲司さんの渋い演技も相まって、
めちゃくちゃ説得力がありました。
呪禁師・神田の魅力は、
- 古い歴史 × 現代
- 霊能力者だけど人間味がある
このバランス感覚だと思います。
個人的には、
『ヴァチカンのエクソシスト』の
アモルト神父みたいな立ち位置に近い印象もありました。
呪禁師は“希望の光”だったのか?
映画全体のテーマは
「家族の喪失」。
その中で呪禁師は、
見えない呪いと向き合う“架け橋” 的な存在です。
一見、希望の光のように見える神田ですが……
そこはぜひ、劇場で確認してほしいところ。
期待を裏切る展開が待っているかも、です。
まとめ|設定を知ると『ドールハウス』はもっと面白くなる
というわけで今回は、
- 呪禁師(じゅごんし)の歴史
- 映画『ドールハウス』での設定
について解説してみました。
本当に良いキャラで、
設定も秀逸。
呪禁師・神田、めちゃくちゃ魅力的でしたよね。
ぜひコメントで、
「神田のここが好き!」
教えてください。
それでは今回はここまで。
チャンネル登録と高評価、
ぜひよろしくお願いします!
また次の動画でお会いしましょう。
としひろでした。ばいばい!
