『富江 最終章 ~禁断の果実~』感想レビュー|ホラーというより“危うい人間ドラマ”
恐怖映画探検隊へようこそ。
こんにちは、としひろです。
今回は、伊藤潤二原作の人気シリーズ
『富江 最終章 ~禁断の果実~』(2002年) をご紹介します。
これまで数多くの「富江」シリーズを観てきましたが、
正直に言って——
今回の作品はかなり異色です。
どう異色なのかというと、
- ホラーとしてはかなり控えめ
- むしろ中心にあるのは「友情」「依存」「歪んだ愛情」
- そして、じわっと漂うエ◯ティックな空気
ホラー映画というより、
危うい人間ドラマとして観たほうがしっくりくる作品でした。
※本記事は【ネタバレあり】で感想を語ります。
未視聴の方はご注意ください。
▶ 動画版はこちら
本記事は、YouTubeチャンネル「恐怖映画探検隊」で公開した
『富江 最終章 ~禁断の果実~』レビュー動画の内容を、
ブログ用に読みやすく再構成したものです。
👉 映像付きで観たい方はこちらからどうぞ
作品概要|『富江 最終章 ~禁断の果実~』
- 公開年:2002年
- 上映時間:91分
- 監督:中原俊
- 原作:伊藤潤二
- 主演(富江役):安藤希
- 共演:宮崎あおい/國村隼
監督の中原俊は、少し異色の経歴を持つ人物で、
その影響もあってか、
本作には独特の湿度のある色気が漂っています。
富江役の安藤希は可愛らしい印象で、
いわゆる“原作の富江像”とは少し異なりますが、
キャラクターとしての存在感はしっかりありました。
主人公の女子高生・登美恵を演じるのは、
当時17〜18歳の宮崎あおい。
いじめられっ子という役どころが非常にハマっています。
そして父親役に國村隼。
この人が出てくるだけで、作品の空気が一段引き締まる。
やっぱり鉄板の俳優ですね。
※ちなみに「最終章」とタイトルにありますが、
この後も富江シリーズは普通に続きます。
感想レビュー|ホラー薄め、でも妙に刺さる
ざっくり言うと
「ホラーうすうす、演技力バリ高、性癖くすぐりMAX」
そんな作品です。
① ホラー性はかなり控えめ
まず、ホラー映画として期待すると
正直、肩透かしを食らうかもしれません。
血の描写やショッキングな展開は少なく、
恐怖よりも、
富江と登美恵の関係性が物語の中心になります。
サスペンスや人間ドラマ寄りの印象がかなり強いです。
② 俳優陣の演技がとにかく良い
ホラー要素が弱い分、
作品を支えているのは完全に演技力。
- 國村隼:登場するだけで緊張感
- 宮崎あおい:自然体で、感情の揺れがリアル
- 安藤希:富江としての存在感は十分
一方で、脇役の女子高生たちは
少し棒読み気味なところもありましたが……
そこはご愛嬌ですね(笑)
③ 今作最大の特徴:漂うエ◯ティシズム
この作品を語る上で、
ここを避けては通れません。
とにかく、
にじみ出る“大人向け”の空気感。
- ベッドに寝そべる富江の仕草
- 富江と登美恵の距離感
- ハグ、キス、軽い拘束
- ロリータ、レズビアン的なニュアンス
- 赤ちゃんプレイ(?)や援助交際風の描写まで
「ほんのり刺激的」というより、
わりと攻めてます。
カメラワークや間の取り方も含めて、
監督の色がかなり濃く出ていました。
④ 原作ファンは注意点あり
正直に言うと、
「これ、富江じゃなくても成立したのでは?」
と思う場面は多いです。
原作の富江が持つ
不死性・狂気・圧倒的な異物感はかなり薄め。
クライマックスも、
個人的には少し物足りなさを感じました。
まとめ|誰に向いている作品か?
『富江 最終章 ~禁断の果実~』をまとめると——
- ホラー性はかなり控えめ
- 人間ドラマ・心理描写がメイン
- 國村隼・宮崎あおいの演技が見どころ
- エ◯ティックでフェチッシュな空気感が強い
- 原作ファンは好みが分かれる
僕にとっては、
**「國村隼の怪演を楽しむ映画」**でした。
みなさんの感想もぜひ
この作品、
ホラーとして観るべきか、
人間ドラマとして観るべきか。
かなり意見が分かれると思います。
ぜひコメントで、
あなたの感想も教えてください。
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それではまた次回、
恐怖映画探検隊でお会いしましょう。
