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ホラー

【台湾】第9分局という面白い要素を根こそぎ台無しにしている映画作品

第9分局感想

どもこんにちは。台湾ホラー大好きなとしひろです。

今回はNetflixで配信中の台湾ホラー映画「第9分局」という作品を紹介したいと思います。

まずぶっちゃけて言ってしまえば、極上になりえる素材を生かしきれなかった、そんな作品でした。

もっとおもしろくできたはずなのになんでこうなったかなぁと思わざるを得ない…。

まあ杏林医院よりはマシでしたがね。

Netflix加入しててこの作品がちょっと気になってたけどまだ観てないって方向けに、あらすじと感想、具体的にどこが微妙だったのかをお伝えしたいと思います。

まあそんなに深く言うこともない作品でしたね…。

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第9分局あらすじ

チェン・チーハオは子供の頃から幽霊が見える男で、大人になった彼は正義感の強い刑事となっていた。

ある日、彼は交通巡査として勤務中に凶悪犯と遭遇。

抵抗されたが女の幽霊に助けられたことで凶悪犯を逮捕することができた。

しかし、この事件で彼は同僚を死なせてしまう。

翌日、チーハオは上司に真実を報告したが幽霊の存在については報告書に書かないよう命じられる。

チーハオはそれを拒否し警察を辞めることを決意する。

しかし、そこにチャンという男が現れ彼を秘密の部署、通称第九分局に連れていく。

この部署は幽霊がらみの事件や幽霊を成仏させることを専門に扱う部署だった。

そこでチーハオは自分を助けてくれた少女の幽霊の素性を調べ始める。

部署のルールを超えて捜査を行ったことでチャンに叱責されるチーハオ。

それでも彼は捜査を続け、大量の遺体遺棄事件に遭遇する。

チーハオは事件のさらなる調査をしようとするがチャンはそれは我々の仕事ではないと手を引くように説得する。

どうしても諦めきれないチーハオは単独で捜査をするのだが、やがて巨大な陰謀に巻き込まれてしまう…。

第9分局感想

厳しめの意見からいかせていただきます。

雑!

香港映画でもよくありましたけど、この台湾ホラーも雑!

まずしょっぱなの幽霊の見せ方、これもっとなんとかならなかったんですかね。

白黒の少女がただ突っ立っているだけで怖さがまったく伝わらない…。

うちの息子(小学生)もパッとみて、CG雑!って言うくらい出来が悪いです。

純粋なホラーではない作品なんですが、それにしてもちょっとお粗末すぎました。

ジャンルもコメディにしたいのか、ホラーにしたいのか、アクションをかっこよくみせたいのか、ファンタジーものとして作りたいのか、なんかごちゃごちゃしててわからないんです。

僕の個人的な感想で率直な意見を言うなら、出来の悪いファンタジー映画って感じでしょうか。

敵のボスキャラが悪魔崇拝しているのは別にいいんですけど、ボスキャラとかその部下の強さが際立ってないのもマイナスポイントですね。

やっぱり敵は強くて圧倒的にヤバい性格してたり惹きつけられちゃうカリスマ性があることで、主人公側に感情移入することができるしクライマックスも盛り上がると思うんです。

不老不死のために暗躍してたっぽいんですがなんか小物感が終始漂ってるんですよね…。

一番もったいないのはマスターが憑いている先輩シュエの存在。

彼女自身がどれだけ優秀なのか、どんなことができるのか、こういうのが全く説明ないんです。

ただマスターが憑いているというだけ。

そのマスターという霊的な存在も特別ななにかがあるからマスターという呼び名なんだと思うんです。

でも肝心なシュエの活躍シーンとか強さがはっきりとわかるようなシーンがラストしかないのが残念過ぎました。

シュエの生い立ちや強さなど伏線をもっとうまく張れてたらラストはもっと爽快な感じになったんじゃないかなと思います。

それから主人公の身体能力が高いけど学科試験はまずまずという設定、ここも生かしきれていなくてもったいなかったです。

まとめ

第9分局は潜在的に面白い要素はあるのにことごとく生かしきれていない、もったいない作品でした。

映画でむりやりまとめるよりドラマでじっくり繋いだ方がきっとおもしろくなったんじゃないかなーと。

興味湧いた方、まあこんなボロクソ言っといて興味湧くかどうか微妙だとは思いますが、ちょっと観てみようかなーって思った方はぜひNetflixでご覧ください。

そろそろゾンビものが観たいとしひろでした!

ではまたー!