今回は前回紹介しました「セッション」という映画のネタバレありの感想記事でございます。
今思い出しても最高すぎるし、映画で体が震えるような興奮は久々でした。
ラスト9分ちょいの名シーンはネタバレ無しで突入してほしいので今回の記事はセッション視聴済みの方のみでお願いいたします。
ぜんぜんネタバレいいよ!という方だけお進みください。
まあネタバレあっても最後の9分は名シーンすぎるんですけどね(にっこり)
僕の人生のベスト3には入る名作なので
本当にオススメです!
では興奮を思い出しながら感想を書いていきます!
この記事はこんな方におすすめです。
・セッションを観た方
・セッションを観て鳥肌立ちまくった方
・誰かとこの感動を分かち合いたい!という方
①映画歴25年くらい
②ドラムをこの1年くらいまじめに練習してる
③YouTubeにも時々アップしてる(下手だけど
④爆音上映が好き
⑤映画は本当は映画館で観たい
⑥セッション映画館で観たすぎる
⑦人生の3本はインターステラー、コマンドー、セッション
⑧仕事は多摩市で鍼灸師
⑨経営13年目で法人一期目の社長
⑩Twitterでおすすめ映画紹介したりしてます。
ネット上の評価、僕の評価、あらすじなどを知りたい方は前回のこちらの記事をどうぞ!
映画セッション予告編
映画セッション ネタバレあり感想
セッションのストーリー展開に
音楽関係の映画って流れがだいたい決まってて、天才肌または努力家でぐんぐん才能を覚醒させていく主人公が難しい曲やコンテストで成功するというのがセオリー。
起承転結としてもわかりやすいですよね。
タイトルは忘れましたけど実際のピアニストが最後は精神を病んでしまうみたいな映画もありましたね。
だからこのセッションもきっと同じような流れで、最後は狂気の鬼教官フレッチャーを打ち負かして、プロとして活躍していくっていう流れなのかなー?って思いながら観てました。
えぇ、半分も当たっていませんでしたよ(汗)
多少才能はあるかもしれないニーマンと自分にも他人にも超絶厳しいフレッチャーがぶつかりあって難しい曲、コンテストに臨むというのはあってましたけど、ニーマンが退学処分を食らったあとは完全に読みが外れまくり。
フレッチャーがニーマンを誘いコンテストに望んだところは、
「お、学生時代に必死になった曲をここで披露してうまくやるんだな!練習の成果みせつけたれ!!」
そんなぬるい考えで観てたら
「告発したのお前だろ?私をなめるなよ。」
とか言い出して
「ファッ!?( ゚д゚)」
リアルに声出ましたよ。
そしたらフレッチャーのハゲがいきなり全然違う曲やるとか言い出すし、あんなのどうしろというのよ…。
1曲目が終わってあまりのショックにステージから去っていくニーマン。
その様子からバックステージに向かった父親。
もう帰ろう、その言葉にしたが…わない!?
え?帰らないの!?
親父も えー!?(゚д゚) みたいな顔してたしなんなら僕も
えー!?(゚д゚) ってリアルで声出てたw
たぶんこのシーンで驚かなかった人はほぼいないと思う。
そして衝撃と感動の「セッション」が始まる…。
いやぁ、もうラストの9分が最っ高!!
そこにいくまでの伏線というか積み重ねがあってついに爆発した瞬間が気持ち良すぎるんです。
勝手にキャラバンやりはじめたときとか
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ってなりましたよ。
勝手にやり始めるメンタル超合金すぎだよぉぉぉ!!
演奏直後はくたばれ!とか目ン玉えぐりだしてやる!とか罵声浴びせあってたけど次第にニーマンの凄まじい熱意と迫力に押し切られたフレッチャー。
もうこんなの音(を)楽(しむ)じゃないわ!ただの喧嘩よ!!
コマンドーのヒロイン(?)ならいいそうなセリフがついでちゃうw
でもラストは本当にというかついにというか、2人とも音楽をまさに楽しむことができたところでエンド!
このあとニーマンがフレッチャーと殴り合いのケンカしたと僕は予想しますw
書いてて思いましたけどスラムダンクの桜木と流川の関係に似ているかも?
相容れないけど才は認めているというかんじ?
プライドが高く傲慢な主人公ニーマン
さて登場人物についても少し書きたいと思います。
正直ニーマンは性格の良い青年ではないと思います。
・自分はアメリカNO1の音楽院に通ってしかもトップクラスにいるんだ!
・おまえんとこのアメフトは下部リーグだろ?俺はトップだぜ?
・君は夢もなんにもない大学生なんだね!(にこにこ)
・下手くそと比べんな!俺がNO1だ!!
うわぁ、めっちゃうぜー!w
プライド高すぎで超傲慢。
努力家であるからこそ周りよりも自分は…と考えている青年なんでしょうね。
でも他人を認められないのはちょっとイタい青年かもしれん。
そりゃ彼女も呆れますわw
こいつがそのまま才能を覚醒してフレッチャーをぎゃふんと言わせてたらこの映画はきっとめちゃくちゃつまらなくなってました。
こんなクソ傲慢な主人公がうまくいってたらむかつくしかない人がきっと多いw
鬼教官フレッチャーも努力家
でもここにフレッチャーというこれまた傲慢な鬼教官がでてきた。
フレッチャーは1秒もズレを許さない。
それは自分の生活でも徹底している。
自分に厳しく他人にも厳しく、人格否定、人種差別、暴言に暴力なんて当たり前というまるで昭和の頑固おやじなのがフレッチャー。
この鬼教官がてめぇの才能確かめてやるよ?みたいな感じでびっしびし凄まじいシゴキをするからたまらないんです。
そうすることで観客(観ている我々)はニーマンに共感しだす。
この青年はこんなにがんばっているのに!とかこの暴言ハゲむかつく!!とかね。
ニーマン自体は一流になるには自分を高めてくれる狂気の指導が欲しいと考えていたし、フレッチャーも理想を妥協するようでは一流になれないと考えていたから共依存的になるわけですが、ニーマンはぬるい性格の持ち主じゃなかったからフレッチャーとぶつかり合う。
終いにゃ「ぶっ○してやる!!」って叫んでましたからね。
傍から見たらニーマン完全にやばいやつw
全てはラスト9分のため
ニーマンの反抗、若さゆえの傲慢さが青臭くないのはフレッチャーのやりすぎパワハラがあってこそなんですよね。
あれがなかったらニーマンはただのめんどくさい意識高いうざいガキになってしまいます。
だけどあれがあるからラスト9分で爆発したときに
覚醒キターーーー!!
とカタルシスが得られるんです。
監督の才能に全世界が嫉妬した瞬間ですねぇ。
まとめ
こうやって感想書いているとまた観たくなってきます。
本当に刺激的で最高の作品です。
ただ深夜に観ることはおすすめしません。
興奮しすぎて寝れなくなりますw
ぜひ余裕を持って観れる時間にご覧ください。
最後に現在セッションが観れるVODをご紹介して終わります。
また次の記事でお会いしましょう!
映画セッションを観れるVOD(2022年10月26日現在)
プライムビデオ、dTV、U−NEXT、Hulu